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#09 食の未来を「昆虫食」に託す前に、私たちがすべきこと

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#09 食の未来を「昆虫食」に託す前に、私たちがすべきこと

「昆虫食」が未来を救うのではないか、と注目されています。理由は、近い将来、アフリカやアジアの人口が増えている地域を中心に食糧危機が懸念され、有効なたんぱく源として昆虫に目が向けられているから。確かに、知れば知るほど、昆虫はスーパーフードです。でも、昆虫食の未来へと向かう前に、私たちはすべきことがあるのではないでしょうか。

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Nov 10, 2022
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「昆虫食」に向けられる期待

無印良品が「コオロギせんべい」を発売したのは、2020年5月のこと。昆虫食という言葉は耳にしていたものの、身近なものとしてついにやってきた、と思ったのは私だけではないだろうと思います。

2050年には、世界人口が100億人になることが予想されていますが、人が生きていくために必要な栄養素であるタンパク質の供給が追いつかなくなると考えられているのが、2030年。家畜の代替として、昆虫食が注目をされているのです。

調べてみると、昆虫は牛、豚、鶏といった主な動物性タンパク質源となる家畜と同じく、主要な栄養素を体内に多く含んでいます。

飼育が容易で、成長が早いうえに、エサは雑食で、生育する際の温室効果ガス排出量や必要な水やエサの量は、一般的な家畜と比べて圧倒的に少ない、つまり環境負荷が少ないことも、期待がされているというわけです。

一次産業における「疲弊」

じつは、近くの市町村にクリケットファーム(昆虫の養殖場)ができました。話題になるのとは裏腹に、こうした新しいことでも生産をする場所は農山村になるのだなと思ったのと、これでいいのだろうかと何か違和感を感じ、でも何に対して自分はこれでいいのかと考えたのかもよくわからずに、時間が過ぎていました。

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